9月26日(金)のゼンユウタイム(ロング休み),子どもたちには事前に知らせることなく,突発型地震が発生したことを想定した避難訓練を実施しました。地震は,「いつ」「どこ」で起こるか分かりません。今回の訓練は,休み時間ということで,教室だけでなく,廊下・図書室・校庭など思い思いの場所で過ごしている「その時」に自分の命をどう守るかという判断力と行動力が求められる訓練でした。
「訓練,訓練。ただいま大きな地震が発生しました。」緊急放送が流れると,教室や廊下,図書室・保健室等にいた子どもたちは,みな一瞬にして動きを止め,シェイクアウト(まず低く・頭を守り・動かない)の姿勢をとることができました。また,広い校庭で遊んでいた子どもたちは,すぐに遊びをやめ校庭中央に集まり座って待つことができました。緊急放送を聞き,自らの判断で安全を最優先に考え行動できたことは,訓練の大きな成果です。地震がおさまったとの放送で,校舎内にいた子どもたちは迅速に校庭へ避難し,無事に全校で集合することができました。
訓練を通して,子どもたちには「命を守る行動は,自分で考えて行動する」という意識が確実に芽生え始めています。しかし,場所や状況がかわれば,とるべき行動もかわってきます。今後も,さらに多様な「想定外」の場面を設定し「どうする?」と自ら考え,行動する力を子どもたちがつけていきたいと考えます。この機会に,どうぞご家庭や地域の皆様におかれましても,「もし,地震が起こったら」という話題を子どもたちと共有していただき,これからも継続的に取り組んでいけますようご理解とご協力をお願いいたします。