2月14日（金）体育館に全校児童が一堂に会し「百人一首大会」を行いました。心地よい緊張感のなか，対戦する二人が向き合い，姿勢を正して「お願いします。」子どもたちは真剣な表情で札を見つめ，読み手の声に集中…。上の句を読み始めると，素早く札を取り合う姿もありました。子どもたちは，札を一枚とるごとに歓声を上げ喜びを分かち合っていました。そして，7枚の札が読み終えられると，互いに姿勢を正して「ありがとうございました。」子どもたちは，すばらしい集中力，記憶力，瞬発力…etc.思う存分発揮していました。「取るとき緊張したけど楽しかった」「参加できて嬉しかった」「1枚差で負けてめっちゃ悔しかった」「毎日，家でも練習してきてよかった」「難しかったからご飯の替え歌にして覚えた」「来年は１位になりたい」「来年の色がわかったらすぐに練習を始めたい」…【大会を終えた子どもたちの感想より抜粋】「子どもたちは練習を重ね素早く取れるようになり力を発揮していた。満足して臨んでいた」【大会を終え担任の感想より抜粋】「子どもたち，素早かった。日本に来て11年，百人一首を聞くのも見るのも初めて。暗記していてすばらしい。南アフリカにはカード遊びはない。日本の大事な文化，大切にしてほしい」【初めて百人一首大会を観たALT の感想より】さらに，本日に臨むまで学級や家庭などにおいて，くじけず，諦めず，忍耐強く取り組んできた子どもたち。長～い人生の中で貴重な経験となり，すばらしい力がついていくと思います。この百人一首への取組は，音読から始まり実践へとつながるよう全校で継続して取り組んでいる活動であり，本校の特色の一つでもあります。百人一首の奥深さ，日本の伝統文化に触れることができるこの取組は，これからも大切にしていきたいと思います。因みに，来年は橙色（オレンジ色）です。
