5月30日（金），ユニセフ・キャラバン・キャンペーンが本校の6年生を対象に開催されました。映像を交え，世界には様々な困難に直面している子どもたちがいることを教えていただきました。学校に行けない子どもたちの現実，8時間かけて水汲みをする子どもの姿，貧困や紛争によって全てを失ってしまった子どもたちの現状，そして地球温暖化が引き起こす大規模洪水による町の様子など，想像を超える厳しい現実が語られ，子どもたちは真剣な表情で話に聞き入っていました。また，水くみや蚊帳など貴重な体験もさせていただきました。しかし，ユニセフ協会の方からは，ただ悲しい現状を伝えるだけではなく，「すべての子どもに〇〇を」という問いかけがありました。子どもたちは，平和・自由・幸せ・笑顔・希望・明るい未来…etc.といった希望に満ちた言葉を挙げていました。子どもたちの心の中に，自分たちに何ができるのか，世界のために何をするべきかという問いが芽生えたことと思います。さらに，SDGs（持続可能な開発目標）の視点からも，子どもたちが地球規模の課題を自分事として捉え，未来を担う一員としての自覚を深める貴重な機会となりました。この経験を通して，子どもたちがより広い視野を持ち，思いやりの心を育み，世界の子どもたちに心を寄せ，自分たちにできることを考え，行動するきっかけとなることを期待しています。
ユニセフ協会の皆様，すばらしい学びの機会を設けてくださり心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
