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東日本大震災から12年

 

 

 

 

明日3月11日は,東日本大震災から12年目の日となります。当時6年生の担任だった私は,教室で子供たちと卒業制作のオルゴールを作っていました。その時は,私も子供たちも気分はすでに「卒業」だったので,みんなで「自分のオルゴールを鳴らしたり」「ガヤガヤ・わいわい」しながら作業をしていました。すると大きな揺れが起こり校内放送で「大きな地震です。すぐに机の下に入りなさい。」という緊急放送がありました。作業をやめた子供たちは,放送と同時にゆれにも気づき、いそいで机の下にもぐりこみました。机にもぐりこんだ子供たちは,訓練の通り足をおさえていました。しかし,それでも机が動いてしまうほど大きなゆれでした。教室に置いてある50インチのTVも動いてしまい,子供たちの方へ進まぬよう無我夢中で押さえた事を今でも鮮明に覚えています。
忙しい日常の中で,つい忘れてしまいがちですが『災害は忘れた頃にやってくる』,3月11日が来るたびに,常に意識しておくことの大切さを痛感します。各御家庭におかれましても,地震が来た時「どんな場所にいるときには」「どんな行動をとればいいのか」「家族の集まる場所はどこなのか」など話し合っておいていただきたいと思います。
学校では,「万が一」に備え,さまざまな災害や場面を想定して,避難訓練を行っています