6月23日(月),不審者侵入を想定した防犯訓練を実施しました。子どもたちの安全を最優先に考え,万が一の事態に備えるための大切な訓練です。
訓練では,不審者を発見した職員が緊急通報システムを作動させると同時に,事前に決めてある「合言葉」で全校放送が流れました。子どもたちは,担任の指示に従い,速やかに施錠やバリケードの設置をし,気配を消して窓側に身を隠すなど,真剣な表情で避難行動をしました。警察官が駆けつけ不審者確保,という一連の流れで行いました。
不審者確保の放送後,全校児童が体育館に集合して防犯教室,南甲府警察署員の方からご指導いただきました。分かりやすく「いかのおすし(いかない・のらない・おおごえをだす・すぐにげる・しらせる)」の話や,実際に不審者に声をかけられた場合の対処法・腕を捕まれた際の振り払い方など体験を交えながら教えていただきました。また,職員向けに,さすまたを使った訓練も行いました。さすまたの正しい使い方や,その本来の目的(警察が到着するまでの時間を稼ぎ,子どもたちや職員の安全を確保すること)など実践的にご指導いただきました。万が一の事態にも冷静に対応できるよう,子どもたちも職員も危機意識をさらに高めることができました。
訓練を通して,改めて見えてきた課題もあります。改善策を講じながら,子どもたちが学校生活を安全に送ることができるよう,より一層,緊急時に備える体制を職員一丸となって強化してまいります。併せて,これからもご家庭や地域の皆様のご理解とご協力をいただけますようお願いいたします。(因みに,緊急通報システムの「合言葉」は何か、お子様と話をする機会としていただけたら幸いです。)
今回の訓練には,南甲府警察署生活安全係のお二人とスクールサポータにご来校いただきました。教室の欄間や下窓の施錠,発見した不審者を見失わないこと,さすまたの効果的な使い方など専門的なご指導もいただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。